去年同じごろに機械学習チームの苦しみについてちょっと記載しました。関係あるかどうかを置いておいて、最近採用がうまくいかないので念のためにデータサイエンスキャリアの良いところについて書いた方がいいと思っています。
自己中だから最初は自分の話・
子供のころから別に楽しいことに興味なかった。テレビみたりジェットコースター乗ったり友達とサッカーやったりするのは別に楽しいってわかってるけど、別にやりたいって大した思わない。じゃあ何のためにいきている??と聞かれたら、達成感がほしいです。
なぜかわからない。ほんとんどの大きな人生の選択は達成感のためだった。大学で物理学の専門にしたのは興味があったからのではなく、難しそうだったので達成感出そうかと思っただけです。カナダやシンガポールより日本に引っ越した理由は、言語を学んだら達成感出そうってのは大きいでした。
変人かもしれないですが、少なくとも一部の人間は同じ病気はあるはずです。こういう人間に、データサイエンスをキャリアとして遠慮なくおすすめすることはできる。
毎週何かの達成感は出る。自分の設計したロジックのABテストでCTR 3%上がった?達成感。コードを書き換えてレスポンスタイムを改善したら?達成感。広告代理店の半分は自分の作った機能を使ってくれてる?はい。
伸ばす余地はほぼ無限です。十分いいアイディアがあったらプロダクト全体のクオーター目標を一発で達成することはできる。自分は7年間程度ずっと同じ部署で働いていたが、まだ毎日山ほどやりたいことが残っている。
エンジニアだと同じじゃないの?ある程度。技術的に難易度高いことをできたら間違えなく同じ達成感はある。でもエンジニアは指示されがち。「この機能を追加して」「このテーブルを作って」「この問題を調査して」。時々フルスクラッチから何かを作れるが、その「何か」はほとんど誰かビジの人が決まっている。例え作ったもんはすごく事業インパクト大きくても他人のアイディアだと達成感はあんまりに感じづらいです。
DSの場合は、誰か上司に直接指示されるのが珍しい。がっつりデータ職の人じゃないと「協調フィルタリングを使おう」か「ここにバンディットアルゴリズムを入れてください」みたいはない。僕の場合は入社時に「売上を5%あげてください」っての指示をうけてから数ヶ月無視されてた。そこまで極点じゃなければ助かったけど。
僕が入社した時からDSエンジニアの数が桁ほど増えたし、現代だとそこまで自由にさせるのは難しい。もう自分がその指示する上司になっちゃった。でもできるだけ上司としてDSチームのメンバーに同じ風な自由さを与え、やっているタスクの成果のオーナーシップを持て、その達成感が出る状態を作りたい。
これがいいと思っている同じ風な変人がいたらぜひ履歴書を提出してください!